2023年1月5日(木(晴天)
皆さん、明けましておめでとうございます。2023年の年頭の挨拶を申し上げます。
年末から年始にかけて、当社は7連休でしたが、年末にかけて新型コロナウィルスの感染拡大がまたまた拡大傾向になり、第8波に入ったと言われています。オミクロン株対応のワクチン接種も始まりました、3回以上の接種を受けた人の中では行動制限の無い今年こそはと帰省や旅行をされていた方もいらっしゃったとは思います。
ただ、ご存じの通りロシア・ウクライナ情勢の長期化やエネルギー価格・穀物価格の高騰等によるインフレとそれに伴う円安が継続し、気懸りの中でお正月を過ごされた方もいらっしゃったかもしれません。私自身は昨年実家の母が亡くなったこともあり、夫と二人我が家で静かなお正月を過ごしました。元旦は、非常に冷え込んだ朝を迎えましたが、日中は晴天に恵まれ、すがすがしい一日となりました。2023年におきましては既にウィズコロナでの生活が定着しつつある欧米や東南アジアに続きウィズコロナでの生活を安定させると同時にロシア・ウクライナ間での戦争の終結、世界経済・日本経済の回復と安定を心から願い、新たな気持ちで新年に臨むことを決意しました。
さて、現在当社では全社員の70%が在宅勤務となり、特に、2020年~昨年にかけて入社した新入社員には入社早々のリモートワークの実施や例年行われる懇親会を兼ねたリアルなイベントが中止となり、寂しい想いをさせてしまっていると思います。当社においては感染を確認された社員は減少傾向にありますが、それでも若干名の感染が確認されており、しっかり感染対策を施した上でウィズコロナの生活に慣れ、健康第一での2023年を過ごしてほしいと思います。
ここでウィズコロナ下での外部環境に目を向けますと、世界経済は、需要と供給の両面でコロナ危機から回復傾向をたどってきましたが、高インフレと金融引き締めで景気の回復ペースが鈍化しています。 世界経済の成長率見通しは、2023年を中心に総じて下方修正するとみられます。米欧経済は、インフレ率が想定よりも高めに推移しており、継続的な利上げが景気の下振れ要因となるようです。中国経済は、ゼロコロナ 政策の継続から緩和への急速な転換の影響や住宅市場の下振れなどから景気回復ペースが鈍る見込みです。2023年の世界経済の成長率は、 2022年から一段の減速を予測されます。
そうした背景において、日本経済は、供給制約の緩和と経済活動正常化により、内需を中心に持ち直し傾向にあるようです。昨年後半は、コロナ禍で先送りされたペントアップ需要の顕在化などから、消費や設備投資を中心に引き続き伸びを見込まれると推測しますが、 物価高によるとる消費の下振れや米欧を中心とする海外経済減速が輸出の下振れ要因などの見極めは必要だと思われます。また、2023年度は、ペントアップ需要の一服から個人消費は徐々に減速するものの、人材不足を背景とする賃金上昇を受け底堅く推移するとみられます。水際対策の大幅緩和を受け、インバウンド消費の回復も本格化を見込まれます。
当社におきましては、今年2月から第36期が始まります。まだまだ不確実性の高い外部環境であることは否めませんが、最優先課題として人材規模の増大、既存顧客の維持・拡大と新規顧客の獲得による人材・顧客の裾野の拡大を目指しております。
加えてデジタル化の加速とビジネス・スピードの獲得、社員のスキル向上、マインドシフトの強化/推進を進めながら、環境の変化に俊敏に対応することができる企業文化と風土への転換を社員の皆さんとともに継続して図っていくつもりです。
そのためのビジネス・プロセスやビジネスモデルはデジタルが前提となりますが、それだけでは難しいと思います。デジタルの価値を使いこなし、事業や経営に活かし、世の中に貢献するという社員の皆さんの考え方(マインド)や組織の振る舞いの変革が必要です。
不確実性の高い経営環境の中で、自らの強みを如何に見いだし、世のため、人のため、そして自身のために役立てていくかをしっかりと見据え、Pro-SPIREの社会的任務である「新たな情報価値の創造を通じて社会にCustomer Surprise(夢と感動)をもたらします。」というミッションを共有して、ビジョン(Gather the best brains!)の達成に向けて臨まなければならないと考えます。
親会社であるネオジャパン社との連携を含めた第36期の経営基本方針を含め、詳細については2023年2月3日の「第36期経営ガイドライン説明会」で説明しますが、互いの経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を有意義に活用することで、社員の皆さんを含むステークホルダーに対して、最大のリターンをもたらすこと。そしてWin-Winの関係を築き上げることによって、両社ともに、社会における持続的成長と発展を成し遂げていこうという想いを共有しています。
そして、ネオジャパン社の掲げる「自社サービスの提供による新たな価値の創造により、SDGsに代表される社会課題の解決に貢献すべく事業活動を展開していく。」という取り組みにも積極的な連携を図る所存です。
今年の干支は「癸(みずのと)卯(うさぎ)」年」です。兎年は「飛躍」や「向上」の年と言われています。
2023年の卯年は、今まで以上に大きく「飛躍」し、私たちの生活が大きく「向上」する年にしましょう。
そして、忘れないでほしい。どんな時でも仕事は
「Feel Good ⇒ Good Result!!」
結びになりますが、この2023年が社員の皆さんとご家族にとって、実りの多い幸せな1年となることを心から願いまして年頭の挨拶と致します。
以上
2023年1月5日
代表取締役社長 長田ゆかり