2022年年頭挨拶!!

2022年1月5日(水)(晴れ)

皆さん、明けましておめでとうございます。2022年の年頭の挨拶を申し上げます。

年末から年始にかけて、当社は7連休でしたが、昨年11月位から新型コロナウィルスの感染拡大がやや落ち着いてきて、今年こそは帰省や旅行を実施された方もいらっしゃるとは思います。ただ、この年末年始にかけて感染者が増えてきており、とくに新型コロナウィルス変異株のオミクロン株の出現と増加は、第6波が始まる懸念があり不安の中でお正月を過ごされた方もいらっしゃると思います。私自身は実家に高齢の母が一人暮らしをしておりますので、母を自宅に招き、感染防止策を徹底しながら、共に我が家でお正月を過ごしました。元旦は、非常に冷え込んだ朝を迎えましたが、日中は晴天に恵まれ、すがすがしい一日となりました。2022年におきましてはコロナ禍の収束を心から願い、新たな気持ちで新年に臨むことを決意しました。

一昨年2020年及び昨年2021年は2年に亘、私達Pro-SPIREにとっても、社員の私生活においてもこれまでの日常を一変させてしまいました。新型コロナウィルスの感染拡大は、これまで当たり前であると思っていた日常を一気に崩してしまいました。全社員の70%が在宅を含めたリモート勤務となり、特に一昨年、昨年入社した新入社員には入社早々のリモートワークの実施や例年行われる懇親会を兼ねたイベントが中止となり、寂しい想いをさせてしまっていると思います。当社においても感染を確認された社員が4名ほどおり、ご家族を亡くされた方やお客様の中には被患された方がいらっしゃると聞いており、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。

 さて、ここで外部環境に目を向けますと、パンデミックが再燃する中でも世界経済の回復は続いており、政策面で独特な課題が浮上しています。先進国と発展途上国の回復の違いなど、経済格差が拡大しています。こうした中、米国や一部の新興市場国では物価が急上昇。規制緩和(※アメリカは2021年11月後半から徐々に量的緩和縮小に動き始めたようですが)に伴い需要が加速した一方、供給は回復が遅いようです。大半の国で物価圧力は2022年にやわらぐ見込みだそうですが、インフレ見通しには先行き不透明感が大いに漂います。世界経済の見通しを改善するためには、ワクチン接種、気候変動、国際的流動性に関する多国間レベルでの強力な政策が必要だと思われます。

そうした背景において、日本経済は、防疫措置を講じつつも経済活動が再開しています。しかしながら感染が収束にまで至っていない以上、当面は感染拡大防止と経済活性化を慎重にバランスさせていく状況が続くと考えられ、景気の回復ペースが急速に高まることは難しいと思われます。 一方、第6波といわれる感染再拡大が最大の景気下振れ要因であるほか、世界経済の回復力鈍化、自動車の挽回生産のタイミングの後ずれ、資源価格の上昇・高止まりなどのリスクもあります。政府の大型の経済対策を発揮するためにも、まずは3回目のワクチン接種の促進などの感染拡大の防止策の徹底、医療提供体制の整備、治療薬の確保など、コロナ対策の徹底が求められると思います。

当社におきましては、今年2月から第35期が始まります。まだまだ不確実性の高い外部環境であることは否めませんが、経営としてはデジタル化の加速とビジネス・スピードの獲得、とりわけ社員のスキル向上、マインドシフトの強化/推進を進めながら、環境の変化に俊敏に対応することができる企業文化と風土への転換を社員の皆さんとともに図っていくつもりです。

そのためのビジネス・プロセスやビジネスモデルはデジタルが前提となりますが、それだけでは難しいと思います。デジタルの価値を使いこなし、事業や経営に活かし、世の中に貢献するという社員の皆さんの考え方(マインド)や組織の振る舞いの変革が必要です。

当社にとって、現状の従来型ビジネスに対応しつつ、ビジネス・プロセス、働き方、業績評価基準、就労規則等を含めた新たな取り組みを加速し、自らのマインド、企業文化や風土を変革することは決して容易ではありませんが、避けて通ることのできない課題です。

 不確実性の高い経営環境の中で、自らの強みを如何に見いだし、世のため、人のために役立てていくかをしっかりと見据え、Pro-SPIREの社会的任務である「新たな情報価値の創造を通じて社会にCustomer Surprise(夢と感動)をもたらします。」というミッションを共有して、ビジョン(Gather the best brains!)の達成に向けて臨まなければならないと考えます。

親会社であるネオジャパン社との連携を含めた第35期の経営基本方針を含め、詳細については2022年2月4日の「第35期経営ガイドライン説明会」で説明しますが、互いの経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を有意義に活用することで、ステークホルダーに対して、最大のリターンをもたらすこと。そしてWin-Winの関係を築き上げることによって、両社ともに、社会における持続的成長と発展を成し遂げていこうという想いを共有しています。

そして、ネオジャパン社の掲げる「自社サービスの提供による新たな価値の創造により、SDGsに代表される社会課題の解決に貢献すべく事業活動を展開していく。」という取り組みにも積極的な連携を図る所存です。

今年の干支は「壬寅(みずのえ・とら)」年」です。「壬寅」は「陽気を孕み、春の胎動を助く」、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年になるということだそうです。

新型コロナウィルスの収束には、まだ時間を要するかもしれませんが、「壬寅」という言葉は、春の胎動が大きく花開くためには、素晴らしい資質を持っているのだから、自分磨きを行い、実力を養う必要があるといったことを指し示しているそうです。

自らのタレントを信じ、自己研鑽を進め、大きな花を開かせる年にしていきましょう。

そして、忘れないでほしい。どんな時でも仕事は

「Feel Good ⇒ Good Result!!」

結びになりますが、この2022年が社員の皆さんとご家族にとって、実りの多い幸せな1年となることを心から願いまして年頭の挨拶と致します。
以上

2022年1月5日

代表取締役社長 長田ゆかり