2021年年頭挨拶!!

2021年1月5日(火)(曇り)

皆さん、明けましておめでとうございます。2021年の年頭の挨拶を申し上げます。

年末から年始にかけて、当社は7連休でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、故郷に帰省したり、旅行に出かけた方はきっと少なく、いつものお正月とは異なる雰囲気のお正月を迎えた方も多くいらっしゃると思います。私自身も実家に高齢の母がおりますので、昨年は実家に戻る機会を極力控えておりましたが、さすがにこの年末年始は親孝行もかねて、感染防止策を徹底しながら、大晦日と元旦は日帰りで実家を訪れました。元旦は、非常に冷え込んだ朝を迎えましたが、日中は晴天に恵まれ、すがすがしい一日となりました。2021年におきましてはコロナ禍の終息を心から願い、新たな気持ちで新年に臨むことを決意しました。 

昨年2020年は私達Pro-SPIREにとっても、社員の私生活においてもこれまでの日常を一変させてしまいました。新型コロナウィルスの感染拡大は、これまで当たり前であると思っていた日常を一気に崩してしまいました。全社員の80%が在宅勤務となり、特に昨年入社した新入社員には寂しい想いをさせてしまっていると思います。現在のところ当社において感染を確認された社員はおりませんが、ご家族やお客様の中には被患された方がいらっしゃると聞いており、謹んでお見舞いを申し上げたいと思います 

 さて、ここで外部環境に目を向けますと、世界経済においては今後の感染拡大ペースや、一部の国では既に始まっているワクチン/治療薬の普及時期等はまだまだ不透明な部分もあり、世界経済・日本経済 の見通しは引き続き先行きの不確実性は高く、世界経済の見通しは幅をもってみる必要があると思われます。

国レベルでは、中国が既にコロナ前の GDP 水準を回復した一方で、感染拡大が高水準で続く欧米の GDP はコロナ前の水準を依然下回っています。バイデン米新政権でも対中圧力の中身は変化しつつも強硬姿勢は変わらないとみられ、貿易や投資の米中デカップリングが進めば世界経済の下振れ要因となりうる懸念があります。

そうした背景において、日本経済は、「感染拡大の防止」と「経済活動」をどのように両立させていくかといった喫緊の課題への対応が急務となり、特に感染拡大が増加傾向にある1都3県においては、年明け早々今週中には緊急事態宣言が発出されることになりました。先行きの不透明感は更に強くなっていると思われます。設備投資も業績悪化や先行きの不透明感を背景に慎重化が予想されます。 

当社におきましては、今年2月から第34期が始まります。まだまだ不確実性の高い外部環境であることは否めませんが、経営としてはデジタル・シフト、クラウド・シフト、ワーク・シフトを進めながら、環境の変化に俊敏に対応することができる企業文化と風土への転換を社員の皆さんとともに図っていくつもりです。

そのためのビジネス・プロセスやビジネスモデルはデジタルが前提となりますが、それだけでは難しいと思います。デジタルの価値を使いこなし、事業や経営に活かすことができる社員の皆さんの考え方や組織の振る舞いの変革が必要です。

「デジタルを駆使して変化に俊敏に対応できる企業文化や風土への変革」、これこそがDX(デジタル・トランスフォーメーション)の本質であり、不確実性の高い経営状況への対処の手段です。

DXとは「AIやIoTなどの先端技術を使って新たなビジネスを立ち上げる」ことではありません。 

当社にとって、現状の従来型ビジネスに対応しつつ、ビジネス・プロセス、働き方、業績評価基準、就労規則等を含めた新たな取り組みを加速し、企業文化や風土、自らの考え方を変革することは決して容易ではありませんが、避けて通ることのできない課題です。 

 不確実性の高い経営環境の中で、自らの強みを如何に見いだし、世のため、人のために役立てていくかをしっかりと見据え、Pro-SPIREの社会的任務である「新たな情報価値の創造を通じて社会にCustomer Surprise(夢と感動)をもたらします。」というミッションを共有して、ビジョン(Gather the best brains!)の達成に向けて臨まなければならないと考えます。 

親会社であるネオジャパン社との連携を含めた第34期の経営基本方針を含め、詳細については2021年2月5日の「第34期経営ガイドライン説明会」で説明しますが、互いの経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を有意義に活用することで、ステークホルダーに対して、最大のリターンをもたらすこと。そしてWin-Winの関係を築き上げることによって、両社ともに、社会における持続的成長と発展を成し遂げていこうという想いを共有しています。

そして、ネオジャパン社の掲げる「ITを基盤とした事業活動を通して、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組み」にも積極的な連携を図る所存です。 

今年は「丑年」です。元の漢字である「牛」は大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から、丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前振れ(芽が出る)」を表す意味合いがあるそうです

新型コロナウィルスの終息には、まだ時間を要することで時には耐え忍ぶ年になるかもしれませんが、世の中では今までにない新しいことが始まった年が多いのも特徴だそうです。、

発展の前振れであることを信じ、新たな発展へと繋げる年にしていきましょう 。 

そして、忘れないでほしい。どんな時でも仕事は

「Feel Good ⇒ Good Result!!」

結びになりますが、この2021年が社員の皆さんとご家族にとって、実りの多い幸せな1年となることを心から願いまして年頭の挨拶と致します。
以上

2021年1月5日

代表取締役社長 長田ゆかり